INTERVIEW 2 「地域とボランティアと行政と」

※スペーサー

本日のゲスト「しっぽの願い」

センター:県内の愛護団体「しっぽの願い」の方にお越しいただきました。 まず最初に、現在センターでやっているミルクボランティアのマニュアル作成等に協力していただいて、どうもありがとうございました。 今日は、外ネコ(地域ネコ)にたいする活動をなさっているということで、そのお話をしてもらおうと思います。
※スペーサー

地域ネコ活動(TNR)について

  • 地域ネコ活動(TNR): Trap(捕まえる) Neuter(不妊去勢) Retern(元の場所に戻す)

しっぽ:はい。まず私たちの団体は青森県南をメインに活動しているんですけども、ここ数年ネコがどんどん増えてきている、というご相談を受けることがすごく増えています。それに伴って外ネコの避妊去勢を進めてはいるんですけれども、なかなか、そこの問題を抱えている方の周りの方から、『避妊去勢をして元に戻す』ということに関して理解を得られないという現状がすごく多いです。

ただ、この地域ネコ活動(TNR活動)、これに関しては、行政とボランティアと地域住民が協力をしあって継続して行っていくというのが成功のカギと言われているので、確かに外ネコの糞尿で困っているとか、鳴き声で困っているっていう方がたくさんいらっしゃるんですけれども、これは避妊去勢をすることで軽減できたり、また、繫殖制限の措置にもなるので不幸な命を増やさない、行く当てのない子を増やさないという活動になっているので、皆さんも興味があったら、どうぞ、踏み込んでいただけたらいいな、と思っております。

センター:そうですね。愛護センターにはこの時期子ネコがとても多く運ばれてきて、残念ながら多くは処分になるというのが、現状です。今おっしゃっていただいたように、地域の住民の方と、愛護団体さんはじめボランティアの方と、青森県としても協力して推進していこうという風になっておりますので、これからそういう社会が来るといいなと思っております。今日はどうもありがとうございました。


※スペーサ

青森県動物愛護センター